ケモノ着ぐるみオフ会に参加してきた話(前編)

オフ会参加表明から早1ヶ月半が経過。(前回の記事参照)

5月にボドゲ、6月に交流のオフ会へ参加する予定としていた。

ボドゲ会は本当にボドゲをワイワイするだけだったが、「界隈がどういった雰囲気で、どういった人がいるのか」という温度感を知るにはちょうど良かった。

その段階で一記事書いても良かったのだが、個人的に自己理解などを始めてしまったためそちらに気を取られ書く余裕がなく断念した。(やったゲームを全部書き留めたり、慣れないながらも名刺を渡したりとネタ集めはしていたが) 色々思うところがあったのは確かなので、次回参加した時などに放出できればと思う。

 

ボドゲ会は今回は横に置いておき、今回は6月に参加した「交流会」について書き記す。

そもそも自身は「ケモナーだから」というより、「ケモノ着ぐるみの界隈が気になった」から活動を始めたと言っても過言ではない。

そんなかつて感じたぬくもりを頼りに新たな領域、または沼・深淵へと足を踏み入れたのだった…

 

※注意

この記事には筆者の性格におけるネガティブな表現が含まれます。

読みたくない方は2を飛ばして読まれることをオススメします。

 

 

1. 交流会とは? ― いざ参加するとなっても詳細が分からない

先に断っておくと、これから説明するイベントを「交流会」と呼ぶこと自体あっているのかの確証がない。そのためこの記事内では「交流会」として定義しておく、ということにする。予防線は大事。

では改めて、そもそも「交流会とは何ぞ?」という人もいるだろう。

一節で説明すると「ケモノの着ぐるみが集まってワイワイするオフ会」である。

 

…はあ?

 

私はTwiPlaのサイトでオフ会の情報を見ているのだが、オフ会の説明があって、スタジオみたいな広いスペースのある施設があって、参加者欄に着ぐるみのオーナーが何人もいて、「いっぱい着ぐるみいるんだろうな~」というのは分かった。

ただその先で一体何をするのか?「まったりする」?どうまったりするの?

と終わりのない疑問ループに陥っていた。

参加した後だから分かるが、それ以上書きようもないのである、なぜなら本当にまったりしてるだけだから。

とはいえ私はわざわざ参加したことを記事に書く人。もっと詳細に伝える権利がある。

なので今回参加したオフ会においてはどのようなものだったかを書き記す。

 

■参加者の種類

基本「ケモノ」と「人」で二分化するが詳細に書く

①獣化(フルスーツ):ケモノ

 着ぐるみ交流会においてまずいないと始まらない。全身にファースーツをまとう。

 人・ケモノとふれあう、被写体となっていい画を収めてもらう、その状態でまったりするなど、楽しみ方はヒt…ケモノそれぞれ。

 スタミナを使うので長くても1~2時間の活動時間、それ以外は人と同じ。

②獣化(ハーフ):ケモノ

 全身の着ぐるみではなく頭、手、尻尾などの部分的な獣化。

 基本ケモノ側だが、人側のようにも立ち回れるハイブリッドな立ち位置。

 着脱が楽なので気が向いたときなどにサッとなれるのが強み。

③人(一般参加)

 着ぐるみを持たない普通の人。基本的に愛でる専門。

 身軽に動けるのでアテンド役やヘルプとなることもある。(少人数ならアテンドもそこまで重要でないので気が付いたときくらい)

 ふれあいはもちろん、特に撮影は例外を除き人しかできないので積極的に行う。カメラが趣味な人も結構いる。

 ①②のオーナーが獣化していないときも同じようにしている。

■何をやるのか

・「交流」であればなんでも

 会話:一番メイン。人同士もケモノもできるならだれでも。

 ふれあい:着ぐるみに触れる、なでる、ハグするなどとにかく愛でる。ケモノ同士でもよくする。

 撮影:ケモノの写真を撮る。ポーズをとったり視線を送ったり、ケモノを被写体として撮りまくる。いい写真を撮ることも交流の1つ。

・まったりする

 ずっとまったりまったり言っているが、要するに「好きなようにしてていい」ということ。

 話しまくるも良し、寝ても良し、ゲームしても良し、X眺めるのはやめた方がいいかもしれないけど、ちょっと特別な空間で過ごすことが目的。

 気を張る必要はない自由な時間。

・集合写真撮影

 時間を決めてオーナー全員が獣化して撮影する。

 交流会の開催記念になり、基本どんな会でもお決まりになっていると思われる。

 趣味レベルじゃないカメラマンがいたこともあるが、そんなガチである必要はなく記念として残すものなので撮れればいい。

 

かつてここまで交流会について細かく文章化した人がいただろうか。

今回実は初の交流会参加ながら、2つの交流会2週間連続で参加するという非常に思い切ったスケジュールをしていた。

むしろこの行動が1つ目のイベント参加後に「来週のイベントも行きたい!」と考えたことの証明でもあるだろう。

ひとまず私はこういったものに参加していた。

 

2. 参加に至った経緯 ― 性格が極めて内気であることとの葛藤

※自己分析や心理的描写が多いため、苦手な方は飛ばしてください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次にそんなイベントへの参加に至った経緯について。

前書きでも書いた「着ぐるみが好き」というのはこの上ない理由ではあるのだが、それだけの動機では不十分である理由がこの筆者の性格の中に潜んでいる。

自身の性格には「背景化」と「迎合」が存在する。

「背景化」は、自身が不必要な視線を向けられないために存在感を消そうとする行動のこと。自身については何も情報を出さず、傷つかないよう自身を守るようにする。

「迎合」は、一人にならないため相手の都合に合わせにいくこと。共有できる話題や共通の趣味など、自分の趣味嗜好があたかも相手と同じであるようにふるまう。

どちらも相手にとって都合のいい人間を演じており、自身の意見を隠すことが常習化してしまったせいで「自分のしたいことをする権利はない」と無意識にブレーキをかけるような精神となっていた。

常にこの性格で神経をすり減らしてきたが、その凝り固まった意識の綻びのきっかけがけもケットでの経験である。

自分のしたいことをしていいんだと自身の中で納得した。その経験を「またできるならしてみたい」と、心から求めるような感覚。

もしこれまでの自分であれば「このような考えに至っていることが恥ずかしい」「自分にはこんな資格ない」「ダメな人間になってしまう」といったありもしない視線に怯え、自分を殺し、やがてまた背景と化していたかもしれない。

でもその視線は時を経て少しは成長した精神と純粋な欲望の前についには敵わなかった。葛藤を超え新たな領域に足を踏み入れることとなった。

 

(小説でも書いてるのかな・・・)

 

…実際ここまで思慮して決めたかどうかは覚えていないのが現実だが、結局「モフりたかった」という結論に至るのかもしれない。

とりあえず「極度な内気だが、それさえ超えて参加したかった」と思ってもらえればいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※2章終了、ここから普通になります

 

3. 前準備 ― オフ会に向けて用意したもの

いざ参加することとなり、まず知っておきたいのは「持ち物」。

財布などといった普遍的なものは当たり前として、この界隈だからいるもの、実際に人に会うことに向けて気にかけたところを書く。

界隈としての持ち物

・名刺

 自分を象徴し、挨拶代わりに渡したりするためのもの。

 他を知らないがデザインを凝っているあたり盛んな様子。

 自分は絵も描けずデザインセンスも終わっているため、GW中に頭をウンウン唸らせながらなんとか守りのモノトーン名刺を50枚作成。もっとまともなものにはしたい。

 もちろん名刺入れもしっかり用意。

 

・名札

 自身の名前を見えるようにするもの。可視化の最前線。

 特に着ぐるみは周囲の音が聞こえづらく、視界も狭いがそれでも視界が一番の情報源になるため、目視で確認できるものが最も伝わりやすい。

 名刺をラミネートして首からぶら下げられるものを用意。

 自前でなくイベントで配布されたものを使用している方も多い。

 

・スマホ

 「当たり前じゃん」と思うが、自分の場合撮影としての用途。

 オフ会のために512GBの最新機種に機種変更し、たくさん撮影できるように対応。

 人によってはガチカメラ(語彙)の人もいるが、さすがにそこまでは用意できず。

 充電も忘れずに。

 

・櫛(くし)

 着ぐるみの毛並みを整えるためのもの。

 持って行ったが結局使うタイミングがなかった。かさばらないのであって損なし。

 

・粘着ローラー

 とにかく毛が落ちるので掃除用に。

 100均にカバー付きのものがなく今回は断念。

 

気にかけたところ

・コンタクトレンズ

 15年来の眼鏡生活からコンタクトへの変更を決意。

 とはいえ休日やイベントごとでしか使わず普段の生活は眼鏡。

 けもケットでの交流で「眼鏡邪魔だな」と感じたので思い切って人生初のコンタクトに。乾きすぎると外すのに30分かかるが利便性にはかなわない。

 目が乾くので目薬も常備。

 

・フェイスシート、ボディシート

 顔や体を拭けるウェットシート。

 自身は特に顔の皮脂がすさまじく、すぐに輝き始めるのでこまめに拭くため。

 ワンチャンオーナーさんに貸せるかなと思いつつ用意。

 

・サングラス

 これは完全に個人的なものなのだが…

 元々目が光に弱いのもあり、眼鏡だとかけれないがコンタクトだとかけれるし目の乾燥予防にもなると思い購入。

 結果屋内でサングラスをかけるいかついやつになったのだが、ある意味変なところで印象がついたかもしれない。それもまた一興。

 

・差し入れ

 手軽に食べられるお菓子など。

 あったらちょっとした息抜きになり、あって困るものでもないので「よければどうぞ」の精神。

 自分で差し入れしたものを3個食べてたことは内緒。

 

・マスク

 要ると思えばどうぞ。

 

あくまで一般参加側で必要だと思ったものなので、ケモノ側ならもっといろいろあるし、サングラスとかはいらないかもしれない。てかサングラスは何?

私は前準備を万全にしないと気が済まないタイプなので色々と持って行ったが、基本的にスマホ財布あれば100点である。

ある意味趣味ともいえる事前準備を万端に行い、いざ会場へと向かうのだった。

 

4. 感想…を書くはずが?

ここからは感想…を書くはずだったがすでに記事が膨らみ過ぎており、収拾がつかなくなって投稿できなくなる可能性を鑑みて、以降は後編で書きたいと思う。

交流会の仕組の理解、自身の葛藤、思いつく限りの準備、これらを踏まえたうえで自身が交流会で何をどう感じたか。

楽しいイベントについて楽しく語るのがメジャーだと思うが、あえて心情から書く。自身の足跡を残すためでもあるので、泥臭い点はご容赦いただきたい。

それではまた、後編にて。

ケモノオフ会参加するぞ! 2026/05/08

オフ会参加するぞするぞするぞ~~~!!!

ケモノ好きを覚醒させたら毎月オフ会参加することになった人のお話。

 

 

スケジュール

先月4月「ケモノ界隈」に身を投じることを決心し(前回記事参照)、晴れて様々な文化交流をみることとなった。

自分には絵を描く能力も、ずかずかとネットの海に足を踏み入れる勇気もないため、いまだ端っこで壁と会話する日々だが…という愚痴など今はどうでもいい。

ひとまず今後の予定を載せる。

  • 5月:ボドゲ会(ケモノ好きの集まり)
  • 6月:スタジオ撮影会(屋内けも着ぐ撮影)
  • 7月:ケモノデイズ(着ぐるみ交流イベント)
  • 8月:OFFF(こっちも交流イベント)

正気か?

自分の行ける範囲で「行きたい」と思ったものに応募していたらこうなった。後悔はしていない。

 

名刺作成

こういったオフ会で大事なのは「名刺」だと思っている。

先ほども言ったように、絵が描けない ≒ 美的センスが壊滅的なため、こういったものを作るのが大の苦手である。Xのアイコン写真だし。

しかもよりによって凝り性、遅延癖、完璧主義のADHD三連星がついているため、ダメな要素の満貫である。(?)

そんな筆者だがシンプルなりとも何とか人に見せられるものは作ったので、お会いした際はお渡しできればと。

 

オフ会参加表明きっかけ

そもそものきっかけは何だったのかというと、

 けも着ぐイベ気になるけど詳細何も分からない

→ Xでダメ元質問

→ 神のお告げでイベントをまとめているサイトがあることを知る

→ 土下寝からのガン見

神のお告げ

自分のために存在しているような神サイトがあるということにまず驚き。

念のため私からもリンクの共有を。

kemonova.jp

全国超えて海外のイベントも少なからず登録されており、常にどこかしらでイベントが行われている。すごい。

初めはこんなイベントあるんだ、と眺めるだけだったが、参加意欲がどんどん高まり、自身の住処に近くて初心者でも問題なさそうなところチェックしたらこの有様。

 

まとめ

記事というより日記のようになってしまったが、たまにはこんなテイストでもいいかなと。

Xの投稿はすぐに流れて水底に沈んでしまうので、自身の軌跡を残すならブログが一番だと思っている。2投稿目だけど。

これまで自身の気持ちに素直になれなかった反動で、今は気持ちを優先しすぎて行動力の化身と化しているが、経験を経てバランスの取れた行動ができるようになると信じている。

今は新しい世界を純粋に楽しみたいと思う。

今後お会いする方がこの記事をみているかは分からないが、もし現地でお会いすることがあればお手柔らかに…

それではまた。

初めてのけもケット:関西けもケット11 ― ケモノ好きの祭典

2026/04/19(日)、インテックス大阪で「関西けもケット11」が開催された。

いきなり自分語りとなるが、筆者は根っからのケモノ好きである。これまで10年以上、学生時代の大半、社会人になってからもその気持ちは衰えることなく、むしろ年月を経て広く、純化されているように思う。

そんな自分だが、けもケットについては開催されていることを知っているのみで行ったことはなかった。興味はあったがそれきりで行こうとも思っていなかった…のだがそれも去年まで。

今年は心機一転、参加してみることにした。物は試し、百聞は一見に如かず、一度行ってみるのも経験だろうと、孤独な社会人は独り歩みを進めたのであった…

 

目次

 

1.初参加に向けて ― 一人であることの不安と事前準備

まず「けもケット」とは何だ?という方がいるかもしれないので

skypalette.jp

けもの+マーケットで「けもケット」。「ケモノ」というジャンルを題材にした即売会である。

毎年東京と大阪で各年1回開催されている。次回は東京で2026/09/20(日)開催。

公式サイトではあくまで開催における事務的な情報しかないので、どういうものかを知りたい場合はXのタグ #関西けもケット11 で調べたりなど、実際に参加した方々の声をきくのが一番早くて手っ取り早いだろう。

今回一般で初参加したいと思ったのだが、早速不安が色々と浮かんできた。

  • 一人参加で問題ないのか?疎外感は生まれない?
  • 即売会ってコミュニケーションとかどうすればいい?
  • そもそも楽しいものなのか?初めてだから浮いてしまわない?

背景として、「一緒に行く人がいない」「即売会も初」「ケモノ好きと公言したことがない」というケモナーにおいて最底辺の立ち位置にいることは書いておく。

先に結論から言うと全くもってそんな心配は無用だった。

ただ結果論なので、初参加に向けての準備とやっておいて良かったことを挙げる。

カタログを事前購入して退路を断つ

まず最初に行うのはカタログの事前購入。

アリスブックスさんで開催の2週間ほど前から注文可能になる。これを買うのだ。

けもケット一般参加にはカタログ持参が必要で、会場前に購入スペースは存在する。そこで買えばいいのだが、あえて事前購入して「行くしか選択肢がない状態」を作った。

これのおかげもあってか準備ははかどった。

行きたいサークルを調べてメモする

カタログを手に入れた後は気になるサークル探し。

なんといっても計850サークルに加えて企業ブースもあるわけで、事前情報なしではまずどこを回っていいか見当がつかない。

なので先に自分の好きなクリエイターさんを探し出してそこを起点に気になったサークル番号をメモしていく。

筆者は紙に印刷した全体図を印刷したものにメモをしていった。視覚的にどこにあるのかわかりやすいのでオススメ。

カタログから印刷した配置全体図 メモをした後の紙は紛失したので撮れず

今回カタログを写真で撮ったものを印刷したのだが、けもケット公式にPDF形式で配置図が公開されているので、それを印刷するのほうが正確で綺麗だとあとから気づいた。次回の反省点。

この過程で気持ちを高めつつ、自分がどうするかの解像度を上げていく。

生成AIに相談

これはもう最終手段なのだが、同じ境遇の方もいるかもしれないので…

生成AI(Gemini)に気になることを訊いて回答してもらった。

Geminiとの会話

若干みじめな気持ちになるかもしれないが、使えるものは使ったもの勝ち。実際便利なのでこういう時には頼ってみるのもいい。

ガチ相談

前向きな言葉で回答してくれるので、人によっては気持ちはだいぶ和らぐかと思われる。ただハルシネーションもたまに発生するので、虚偽がないかの裏どりはしっかり行う必要はある。

前日に相談をして、前向きな意見をもらうことで「明日は大丈夫だ」と思うことができた。これでボッチでも安心だ!

2. いざ会場へ ― そこは同じ志を持つ者たちの「お祭り」だった

4/19、いざインテックス大阪へ。

筆者は大阪市内在住で前泊などが必要ないため当日出発。ここだけは特権を使わせてもらっている。

到着は11:30過ぎ。電車は特に混まず難なく会場へ。(余談だがその後御堂筋線で運転見送りになっていたらしく、ギリギリ発生前だったらしい。早めに来て良かった)

ちゃんとカタログを掲げつつ会場に入ると…

なんだこの人の渋滞は――

※撮影禁止のため人で溢れる4号館は脳内イメージにおまかせします。

あまりの人の多さと喧騒に圧倒された。

一般だけでも1000人近くは入っていただろう。加えてサークル850×売り子含め2~3人だとすると常に2,3000人はいたように感じる。

これを見て思った。

「これ全員が…ケモナー…??」

人生で会った人の中でケモノ好きという人に一度も会ったことがなかった。

それもそのはず、そもそも自分は公言したことがない。つまり他の人も同様に公言することはない。マイノリティで異常な癖だから。

そんな人はほとんど存在しないと四半世紀ずっと思い込んできた自分にとって、この事実はとても衝撃だった。

そして同時にこう思った。

「ここは自分に正直になっていい場所なんだ」

サークル参加されている方は自分の作品を見てくれる人が現れてほしい、一般参加側はその作品を見たくて作者に会いたい。それぞれの思惑が「ケモノ」を通して通じ合っている。

そんな場所で、「自分は一人だから…」「コミュニケーションが…」などと言っている場合でないのは明らか。そんな不安は知らぬ間に消え去っていた。

 

とはいえ結局即売会で自分がしたことはこれくらい。

  • サークルを探す
  • 軽い挨拶、サンプルを見るときは了承を得て試し読み
  • 「これください」と伝えて購入
  • 「ありがとうございます」と感謝の意を目を見てしっかり伝える

見て分かる通り普通のお店での買い物と同じ。不安に思うことなど微塵もなかった。

サークルを探すときは事前に書いたメモが大いに役立った。ウィンドウショッピングはしづらくなるが、そもそもそれをする暇がないので事前調査をしておくのは自分にとっても周囲にとってもWinWinといえるだろう。

購入時もう少し色々と話しても良かったのだが、非常に混雑していることが多かったため、短い時間で感謝だけは最大限伝えた。今回10サークルほど回ったが、例外なく皆さんの喜んだ笑顔が見られた。

 

即売会で印象的だったのは

「マナーの悪い人が一人もいない」

筆者が向かったサークルの中には、待機列が存在するところもあった。

C-50 ドーナツ教会

G-34 ちゃおちゃお亭

など。

並んでいるとき思ったのが、順番抜かしなど非常識な行動がないのはもちろん、最後尾のプラカード持ちをセルフで運用していたりと、秩序性の高い面が垣間見られたことだ。

他のイベントと比較するのは野暮だが、少なからず眉間をしかめるような行動をする人は存在する。ただ、けもケットではそんな人は1人も見られなかったのだ。

即売会は特に自分のためである比率が高いため、無秩序になりがちなイメージがあったので、正直想定外だった。

このおかげもあり人がごった返す会場でありながらとても心地よく行動できた。ケモナーは皆心から優しいのだ。

 

30分並ぶサークルもあったため、回り切るまで1時間強かかった。

メモして絞ってもこれだけかかるので、やはり計画するに越したことはない。

3. 最大の衝撃 ― 百見は一触に如かず

一通り目当てのサークルを回り、会場の奥の方へと移動した。

無事回れたことにも安堵し、手提げに薄い本を詰め込んでバッグも心も満たされ、一息つけるかと思っていた。

ただ、会場の奥にあったのは壁を超えた交流、新たな扉だった。

※ここから筆者の細かな心情が入ります。自分の「癖」を事細かく書いているだけなので、興味のない方、この後に書いてあるまとめだけ読みたい方は読み飛ばしてもらって構いません。写真が気になったら戻ってきてください。

着ぐるみ交流エリア

即売会に「コスプレ」はつきもの(だと筆者が勝手に思っている)。

けもケットにおいてはそれが「着ぐるみ」となる。

着ぐるみ参加リストも公表されており、総勢100名+スタッフ30名以上。常に全員で続けるわけではなく、休憩なども含み代わる代わる出てくる。総数で見ると多く見えるが、イベント時間内で分配するとそこそこといったところ。

 

今回のけもケットの参加において、着ぐるみ交流はそこまで気にしていなかった。

1章目での準備でも着ぐるみに関しては何も触れていないことからも、目的がそこになかったのは明白だろう。

「写真撮れたらいいか」「触ったりできるのかな」など、あくまで好きな人用のおまけ的な位置づけだと思っていた。

 

現場の話に戻し、会場に来たのなら行かない選択肢はないだろうと着ぐるみ交流エリアに足を踏み入れた。

中にはカメラに向かって愛嬌を振りまく着ぐるみが10体ほど、時間が経つにつれ様々なケモノが移動し、人間の波もそれにつられて動く。

ブースを回るのとはまた違う雰囲気があった。

初めは右も左も分からないため、様子見のため人気の少ないところで荷物を整理しつつ眺めていた。

見ていると、いたるところで撮影や2ショットだけでなくハイタッチやハグなど、とてもフランクに交流をしている様子が見えた。

「ん?それは普通にしていいことなのか?」と最初は疑わしく思った。ただ目の前の光景は嘘をつかないため、その疑念もすぐに消えた。

そして人だかりに足を踏み入れて、着ぐるみの撮影をするために並ぶことにした。

数人並んでいたが、皆例外なく撮影→スキンシップとを行っていた。そして自分の番。

筆者は流れに合わせることは得意だと自負しているので、前の人たちがやっていた流れを見よう見まねでやった。一応前情報で、着ぐるみとのコミュニケーションではジェスチャーなどを大きくとるといいと知っていたので、その情報を思い出しつつ伝わるよう心掛けながら。

そのおかげもあってか滞りなく進められた。撮影をして、手を広げてハグをお願いするジェスチャーをしてみた。すると着ぐるみも「おいで」と手を広げてくれたので、近づいて優しくハグをした。

その時、今まで見るだけだった存在と触れたことで、視覚情報がすべて「体感」に塗り替えられた。

「自分より大きくてモフモフした生物に、現に今抱き留められている」という圧倒的な実在感。

時間としては数秒、ハグしていた間はモフモフであることを実感したくらいだったため、終わった後はお礼を言って手を振ってお別れまでを粛々とした。

ただ筆者の心の中では、マグマだまりが噴火するように湧き上がる感情があった。

「着ぐるみ交流、サイコーかもしれない」と。

 

その後半時間、10体以上の着ぐるみと交流をした。

初めの疑念はとうに消え去り、自ら進んで交流を楽しんだ。

会話ができる方とは「初めて来たんです~」などちょっとした会話を挟んだり、ハグをお願いしたら数十秒なかなか放してもらえなかったり、バックハグされて2ショットを撮ったり、いろんな楽しみ方ができた。

午後に予定があり半時間で切り上げなければならなかったのが今でも名残惜しい。

 

今回着ぐるみ交流に参加したことによる衝撃は大きなものだった。なぜここまで衝撃を受けたのか、何とか文字起こしして挙げてみよう。

  • 「傍観」から「体感」に変わった
  • 自身が当事者になっていい
  • 結局癖 自分はでかいケモノのスキンシップが好き

まず普段から絵師、クリエイターによる愛ある作品をみている。言い換えると好きなケモノを「傍観」している立場だった。

筆者は絵が微塵も描けないため、本当に見ることしかできない。フィギュア、ぬいぐるみなど触れることのできるものもあるが、所詮愛でるだけ。体感とは呼べない。

ただ着ぐるみ交流は違った。そこにケモノが存在し、毛の感触、匂い、温かみを感じることができた。

「百見は一触に如かず」有名なことわざをもじったものだが、この言葉が今回の体験に最も近いと言える。

次に、それを行うのが他ならぬ自分であるということ。

行く前はどこか「選ばれた人による特権」というイメージがあった。

ただ一度輪に入れば、それはたちまち自身の特権となる。当事者になっていいという誰かから授かるわけでもない許しが、とてもうれしかった。

そして最後、結局自分はでっかいケモノのスキンシップが好きだということ。

自分より大きなケモノに抱きしめられて包まれる、そんなシチュエーションが好みな自分にとっては天国のようなものだった。

これはもうこれまでの証言全部無視してこれだけでも成り立つくらい強い。結局どんな理論武装も好きには勝てない。今回それを経験してしまったので、もう沼。

こうして色んな感情が融合した結果、筆者にとって着ぐるみ交流は忘れられない体験となった。

 

小説と見紛うほど濃い文章となったが、筆者が言いたいことは、

「着ぐるみ交流はサイコーだった。そして一度は体験してみてほしい。」

同志が現れてくれると嬉しい。

 

最後に今回交流させていただいた着ぐるみの写真・名前とXアカウントを載せておく。

上から

メア(悪魔ドラゴン)

x.com

ダイア(ドラゴン)

x.com

空影(犬)

x.com

ベロニカ(ケルベロス)

x.com

照(シリオン(兎))

x.com

アロ(鷹)

x.com

シェフィ(羊)

x.com

ディエルノ(狐)

x.com

海渡~あまと~(水平まんた)

x.com

ルミナ(狐)

x.com

4. まとめ ― 傍観者からの卒業、初参加で分かったこと

こうして初参加は幕を閉じた。

気持ちの変化

自分は数年「傍観者」に徹していた。ずっと薄く興味はあり、これまでの参加ログをチラとみることはあったが、どこか別世界の話に感じた。

  • 一人で行くのは心細い、疎外感が生まれるのではないか
  • 「ケモノ好き」という世間一般ではイレギュラーな趣味嗜好
  • 楽しんでいる人は選ばれた人だけ

「〇〇さんと会って~」「周りが交流してて~」という内容の参加ログが多く、また1人参加は肩身が狭いような印象を抱くような説明がされていることもあった…ように思う。思い込みかもしれないが、少なくとも1度はそういう印象を持った。

ただ今回初参加してみて、それが杞憂で思い違いであることが分かった。

 

  • 一人で行くのは心細い、疎外感が生まれるのではないか

→ 誰にも気をつかわず、自分の「好き」に100%集中できる。

孤独どころか、むしろ自分から手を伸ばす「主体性」が生まれる。

  • 「ケモノ好き」という世間一般ではイレギュラーな趣味嗜好

→ 周りも皆同じ「ケモノ」という趣味嗜好を持ち、好きなものを買いに来ている「同志」であり「味方」。

むしろここではケモノ好きでないことがイレギュラー。自分の気持ちに素直になることが馴染むさきがけとなる。

  • 楽しんでいる人は選ばれた人だけ

→ 即売会でクリエイターの喜ぶ顔をみて、自分は好きな作品を手に入れられて、合法モフモフができて、楽しくないことがあるだろうか?(いやない)

自分に楽しむ気があれば何ら問題ないのだ。

 

一歩踏み入れる勇気、迷いがある中で必要なのはそれだけだった。

「興味がある」という気持ちだけで参加資格は十分。

初参加に向けての虎の巻

参加にあたってやっておいて良かったこと、こうすれば良かったと思った情報を共有しておく。

①事前準備

  • 気になるサークルをメモしておく。スマホはつかえないため、紙印刷が〇。
  • 1000円札を十分枚準備。購入物が多いなら5000円でも可。100、500円玉はそれなりの枚数でOK(取り出しが面倒なので)50円以下は不要なため除いていくのが〇
  • 手提げバッグが取り回し、取り出しやすくて良い。大体薄い本はB5 or A4のためそれが十分入るサイズであればOK。リュックなどは幅をとるので楽だけど△。
  • 名刺が~、差し入れが~などもあるにはあるが、自分ができる範囲で準備ができたら合格。はじめは気にしなくていい、当日を楽しもう。
  • カタログは会場前でも購入可。忘れ物が不安な人はむしろそちらで購入をオススメする。筆者は事前購入したが、来年は会場前でもいいと思っている。

②会場内(即売会)

  • 開場~2時間ほどは人でゴった返していた。メモを頼りに目的のサークルまでまっしぐらに進む。着いたらもう自身のスペースなので焦らずコミュニケーションをする。
  • サークルの方への挨拶は礼儀として、試し読みや購入の際もきちんと一声かける。売買も大事だが、あくまで互いのコミュニケーションがメイン。
  • とはいえ基本は普通にお店で商品を買うのと変わらないので、そこまで気負う必要はない。そのやり取りに加えて「あなたの作品が好きで来ました!」ということを伝えられれば御の字。晴れてWinWinである。
  • しっかり感謝を伝えたら周りの人の流れをみつつ移動。移動しつつメモ確認などをすると妨げになるかもしれないので、メモ確認のために脇にそれた方がいい。頭に入れられていれば尚良。
  • 人気サークルは行列、それを見越して並ぶレーンや最後尾のプラカードが用意されている場合がある。プラカードが参加者で交代で運用しているので、自分が並んだときは率先して代わる。あとは誘導係の売り子さんの誘導にしたがって行儀よく並べばOK。

③会場内(着ぐるみ交流)

※Xのポストなどを見る限り2026はかなり人が多かった模様。一旦その基準で書く。

  • 即売会よりもコミュニケーションがメイン。自発的に行くのが苦手、気が引ける方は並んでるところや囲み撮影に紛れ込むのがオススメ。
  • 交流の際は見やすいようにジェスチャー多め。手を振って気づいてもらう、2ショットなら指2本、ハグなら手を広げるetc... 言いたいことを体で表現すれば伝わりやすい。
  • 2ショットハードル高くない?と思うかもしれないが、参加者が協力的なので周りの人が自発的に撮ってくれる。もちろん筆者も撮ってもらったし撮った。ある意味ここが一番醍醐味かも。
  • もちろん終わった後は感謝を伝える。感謝はどこでも大事。
  • 初めはちょっと戸惑うこともあるが自然と馴染んでいくので、恥を惜しまず会場の雰囲気に身を委ねよう。

④退場後

  • 退場は出口から出るだけで特に何もない。そのまま帰路に着く。
  • 帰ってからは戦利品を確認するなり、撮ってSNSで自慢するなり、今日の出来事を振り返るなり、今日した体験の思い出を残す。思い出しながらページをめくるのも乙。
  • 着ぐるみ撮影はXであれば、その方のアカウントを写真にタグ付けしてポストすることが一番の感謝となる。アカウント調べはちょっと労力がかかるが頑張れ。フォローすれば尚良。(界隈へようこそ)

この記事をみて「行ってみたい」と思った人にぜひ参考にしてもらいたい。

5. 最後に

…の前にせっかくなので戦利品を載せ…ようと思ったのだが、ほとんど成人向けで教育に悪いため画像はなしで筆者のXのリンクだけ貼っておく。(良かったらフォローもよろしくね)

https://x.com/halmuk_honto/status/2045844346843595043?s=20

 

さて、関西けもケット11は自身にとって怒涛の初参加となった。

過去の自分が参加前に「こういう情報があれば良かった」と思った内容と、とにかく衝撃を受けたことを事細かに書いてみた。さすがにこの熱量は過去の自分なら少し引くかもしれないが…

これまで自分は周りと趣味嗜好が違うことに悩み、「ケモノ」が好みである自身を拒否してきた。

でも少しだけでも変わりたいと思い立ち、不安いっぱいでも足を踏み入れたおかげで、同じ趣味嗜好を持つ人がたくさんいることを知った。拒否し続けた感情が短所ではなく個性だった。

さらに思っても見ない新たな趣味も増えるきっかけとなった。これも一歩踏み出さなければ知る由もないものだった。

ただこれは誰しもが変わるものではないと思っている。自身を客観的にみて「変えたい」と思う気持ちと、触れる機会が合致したことで、この無敵の8400文字を生み出すことになった。

迷っている人は、けもケットに「興味がある」だけで仲間であることを知ってほしい。

参加経験がある人は、今年また一人新たな厄介者が生まれたことを笑ってほしい。

次回開催時は新たな顔が増えていればいいな。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

それではまた。

ブロガーとしてのはじめの一歩

挨拶

初めまして、春巻と申します。

この度、ブログなるものを始めてみようと思い立ち、はてなブログさんで書いてみることにしました。

作成記事はすでにあるのですが、訳あって挨拶という形で初稿といたしました。何があったかも含めて軽く自身について語ることができればと思います。

自己紹介

名前:春巻(はるまき/halmuk)

性別:男

出身、活動範囲:和歌山県、関西圏で活動

現在の職業:エンジニア

ブログを始めたきっかけ

これまで自身の思っていることについて、あまりにもアウトプットが少ないと感じたからです。

SNSでは投稿を眺めるだけ、動画サイトでは視聴するだけ、会話は基本受け身…

 このままじゃダメだ!

思ったことはたくさんあるのに自分の気持ち全部押し込んで何も残らない。

このままでは何もできない、何も話さない人間になってしまう。

なのでせめて文章でもなんでも残せるものは残そうと思った次第です。

書きたいこと

このブログでは自分の好きなことについて書いていきたいと思っています。

肝心のその内容ですが…

  • ゲーム好き
  • ケモノ好き

おや、すでに怪しげな雰囲気が漂ってきていますね。特に2つ目。

ゲームはよくあるので説明は省きます。20年以上してます。

ケモノはなんと小学生時代からその魅力にハマり、その歴10年以上。生粋のケモナーであります。それもケモ耳と尻尾とか生半可なものではなく、毛皮が備わっている「獣」であるものが好みです。

なのでもちろん、ケモノが出るゲームも多々やってきました。

現実で話すにはハードルが高いどころか、社会的地位すら危うくなるニッチなジャンルでしょう。

このブログではそんな「現実でははばかられる感想戦」について語っていきたいと思います。

【事件】メイン記事初稿について

意気込んで作り始めた記念すべき1作目の記事、まさかの前置きで文字数は2000文字越え。これまで抱えに抱えた感情を解き放った結果、ぶちまけられた愛は言葉の濁流となり、記事としての体裁を保てず自壊してしまいました。

どうしようもなくなったためGeminiさんに相談したところ、

  • まずは1000文字くらいで挨拶の投稿しよう
  • そこで愛の2000文字の存在を示唆しよう
  • 箇条書きで記事の枠組みを作ろう

とアドバイスをいただいたので、まずは1記事を完成させるため挨拶の初稿としました。

初稿から1万文字越えのブロガーはそれはそれでインパクトありますが、誰も読みたくないでしょうし、挨拶で自分のスタイルを知ってもらうのも大事ですから、ある程度理性をもっての挨拶とさせていただきます。

まとめ

本などを読まず自己流の文章であるため、長文・乱文となるかもしれません。しかし内に秘めたる熱量は保証します。ぜひお付き合いください。

メイン記事1発目は2026年2月時点のSteamで「圧倒的に好評」の評価を受けている、2025年発売のゲームについて語りたいと思います。

 

それではまた。